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渡英回顧録 ③

Hunterstoves.co.uk


その勢い・・・


大繁盛のHuntestovesブース
ハンターストーブ社は近年、Hunterstoves groupという名称へ変えたり、ロゴマークも変更するなど、販売体制の成長が著しいようです。

実際に、イギリスへ行くのと、日本で聞くとでは大違いでした。

日本へMr.スティーブが来日した際は、「たくさん売れてるよう。」って言っていましたが、現地イベントの『ハース&ホームショウー』で目撃したものは、想像を遥かに超えていました!!

到着から最終日の夕方まで、途絶える事なく来客があり、担当者が接客で身体が空かないので、現地ディーラーさんは、複数回来られたり、待っていたりと周辺ブースに比べて圧倒的に混雑を極めていました。

対応するスタッフも連日ともに昼食抜きの状態でした。

えっ?私達・・・  食べましたよ!!(*´ω`*)

でもこの人気ぶりは、イギリス国内向けの薪ストーブサプライヤーが、一同に会するイベントでしたが、1、2を争う盛況ぶりでした。(^^)v


イギリス薪ストーブ業界これまでと・・・



左からMr.ポール、Mr.ケーワイ、Mr.スティーブ
そして、イギリスの市場は日本市場とは規模が随分と違いました。

もともと、火のある文化というものなのか、暖炉から薪ストーブ、薪ストーブから現代の暖房機、そしてセントラルヒーティングへと移行していきました。

イギリス薪ストーブ業界も一度は衰退の一途を辿ったようでしたが、20年程前から徐々に「火」というものを見直す気運が高まりここ10年程前からは、ブームと呼んでもいいほどだそうです。

1970年創業のハンターストーブ社も一度は規模を縮小し経営的な危機を迎える程だったそうです。

そして、30年程前頃から、現在の経営者であるMr.スティーブと、共同経営者のMr.ポールがその危機的な状況から、今の体制まで引き上げたそうです。

人員も少なく、作る、売る、届けるを自分たちでも動きながら、少しずつ回復させていったようです。

そして現在では、イギリス国内の薪ストーブシェアでは3位(きっと(笑))、セントラルヒーティングストーブでは1位という規模まで成長してきたそうです。

仕事が終わればパブで一杯!!
イベント終了後は、パブでおいしいお酒を肴に、そんな苦労話などを聞きながら、楽しい時間をすごしました。(^_^)/

イギリス国内シェアって(笑)


(きっと)と書いたのは、イギリスには、販売台数を集計する機関がないようです。

販売店での占有率や市場調査における販売台数の推移と自社の推移、そして他社の推移をを鑑みて概ね3位との事でした。

これは、イギリス国内の他サプライヤー(イギリスにも輸入業者などが沢山あります。)も同様の順位を、「たぶん?」という限定つきで言っていたので、信憑性は高いところだと思います。

気になる1位と2位は、次回触れようか・・・

どうしようか・・・




外出先です・・・




コメント

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