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北海道というところ ①

独特

薪ストーブ文化ひとつを取っても、本州とは違った文化を持っています。
北海道は冬の気温が最低で-20℃などと、本州では考えづらい気温まで落ちます。

そこで発達してきたのが、住宅の断熱性能と気密性能です。
なかには住宅内の家電製品が放つ熱だけで家屋を温めてしまおうというコンセプトの住宅も存在するほどです。
そうでなくても、日本は全体的に、高気密、高断熱という考え方になってきており、ヨーロッパの住宅事情に似てきておりますが、北海道は、そこが特段に進んでいるという事なのです。(^_^)/

そうなると、薪ストーブの存在は、暖房機的に、住宅性能に対してオーバースペックになってしまいます。
極端に言うと、薪ストーブ程の強力な暖房機は不要という事!!(;´Д`)

中・大型薪ストーブでは、焚き付けだけで暑くなりすぎてしまうなんて事も・・・

それでも使いたいのがナマのというものですね(*´з`)

そこでヨーロッパの薪ストーブメーカーは、対流式という薪ストーブの輻射熱を、無理やり閉じ込め、マイルドな放熱特性に変えた小型の薪ストーブをリリースしています。

弊社製品では【SKAGEN-スカゲン】が、それに該当します。

でも、SKAGENって、少し変わったレンジ(加減)を担当しているんですよ。


SKAGENの加減も独特!?


小型が主流になりつつある薪ストーブ事情ですが・・・

SKAGENは見た目、中型サイズです。
そして炉内サイズ的にも40㎝薪が使えるんです。!(^^)!

あまり細かい薪(25㎝~30㎝)にしないで済むのがちょうど良いとの評価もいただきます。(^^♪

そして、側面・背面は対流式を採用しており輻射熱を抑えますが、天板はお湯を沸かすに十分な温度まで上げる事が可能です。
対流機は、天板が熱くならないモデルが比較的多いので、これだけでも変わりダネ加減と思います!(^^)!

そして住宅が暖気を保持してくれるので、必要とされるは速暖性です。
独自の燃焼テクノロジー Tripleburn plus® が素早い炎(熱)の立ち上がりを実現していますので、着火からの焚き付け性能も最高です♪

小型モダン的な機能を持ちながらも、中型クラシック的な使い勝手を備える、微妙な位置取りをしているのではないかと・・・

そんなファジーなニーズに応える数少ないストーブだと!!

まぁ、こんなん言うのもオカシイですけど、真実を知りたい人は、このブログを鵜呑みにせずに、ハンターストーブ取扱い店へ行って実物を見て、現場の話を聞いてみて下さい。
いろんな答えや考えがあると思います。

私個人的には、他にはないレンジを担当する、薪ストーブだと自負しています。


【独特】に【独特】は合うのか??

船出を待つ朝・・・
北海道から話は大幅にそれましたが、Hunterstovesを北海道で販売するにあたり、スカゲンの加減が合うのか期待と不安をかかえながらの進出でした。

ハンターストーブとしては初めての北海道お披露目です。

そのお披露目の会場は薪ストーブ日和グループが開催する1年に1度の大型イベントでした。

札幌近郊にお住まいのお客様は勿論の事、ハンターストーブを販売する側の、薪ストーブ日和グループ各店舗のキーマン達に対しても初の実演お披露目となる機会でした。

良いストーブと言ってもらえるか? 北海道にちょうど良い加減だと言ってもらえるのか?

楽しみでありながら、緊張感の高い船出でございました。

フェリー出発の朝は、濃霧につつまれ五里霧中の心を表しているようでした・・・・



続く




コメント

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