独自の燃焼方式 『Tripleburn®』
燃焼方式をかたるつもりが、グッと期間が開いてしまい済みませんでした。
『この夏に燃焼方式って・・・』と、思いますが読んで下さい!!
イギリスは産業革命が起きた国です。
産業の発達とともに、石炭燃料がたくさん使われました。
現在とは違い、排気ガスへの配慮もない時代なので、煙やススが大量に排出されました。
現在の中○のPM2.5をイメージすれば分かり易いかと・・・
煙やスス(PM等)を核にして水滴が付き、が発生します。
SMOKE(煙)+FOG(霧)= SMOG(スモッグ)という造語です。
スモッグ自体は何度も繰り返していたそうです。
そして、1952年の12月に史上初の史上最悪な大気汚染による公害事件が発生した。
世に言われる『ロンドンスモッグ事件』です。
イギリス上空を冬の高気圧が覆い、非常に厳しい寒さとなったロンドンで、人々は暖炉や薪ストーブで暖を取ろうと、バンバン焚いたそうです。
石炭や、薪から出る未燃ガスやPMが大気に放出され、それに水滴が付き、濃霧を形成。
その深い霧が地表kに滞留しました。
その霧の中で、ディーゼル排気(亜硫酸ガス)等の汚染物質が霧に閉じ込められ高濃度の硫酸霧となり人々を襲いました。
その冬だけで、気管支や肺の異常で亡くなった方が10,000人を越え世界中に衝撃を与えました。
対策を取ったイギリスは、初の環境規制 『大気浄化法』 を施行。
それから幾度かの規制強化を繰り返し、現在では欧州でも厳しい規制を持つ国となっております。
現在のイギリスにおける薪ストーブの環境は、欧州統一規格の『EN13240』に準拠させる事は当然ですが、EN規格に合せて『DEFRA approved』の認証制度があります。
ロンドンやリバプール等の大都市圏で販売を行う機種は、デフラの認証取得が義務づけられています。
そして、弊社の扱うHunterstovesも大都市向けの機種に関しては『DEFRA Approved』の認証を取得しています。 公的機関に認められた燃焼効率。 その高い燃焼効率を達成する為に、度重なるテストバーンを行い、Hunterstovesの誇る『Tripleburn®』を開発したそうです。
少しの空気の流れの変化で燃焼効率が変わる薪ストーブ、自然の空気の流れを利用しているだけに、簡単には燃焼効率は上がらないそうです。
特に、Hunterstovesはシンプルな構造に拘りを持っているので、苦労はひとしおだったそうです。
TEST BURN / 実験室 |
ハンター社では、『Tripleburn®』を開発後、自国の規制は勿論、各国の規制も一切の手直しをすることなくクリアしていると、Hunterstoves.co.ltdの代表 スティーブ氏が豪語していました。
実際に使ってみると、炎の立ち上がりがスムーズ!! 炉内温度の上昇が早いので、立ち上がりに発生する煙もすぐ消える!!
計算された、エアーコントロールでガラスの汚れを防止するエアーウォッシュも効果抜群です。
効果抜群って営業文句ですけど、本当なんで是非お近くのショールームでご覧ください。
燃焼メカニズムについては、またの機会で掘り下げます。
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