『 英国製であるという事 』 イギリスは、歴史ある国家にふさわしく、懐古的でかつ保守的な美徳を持つ国だと思う。 何気ない街角に雰囲気が漂う (エクセター市内) 日本でアンティークと言えばイギリスを思い浮かべる方もいらっしゃるのでは・・・ そう申し上げても過言ではない程に、アンティークが溢れる国なんです。 住宅は、100年たつと「いい味出てきたね!?」と言われ、200~300年を超えると良い家だと言われるそうだ。 そして前回も触れたが複数の国からなる歴史ある英国は、多様な建築様式を持つ。 ゴシック建築やヴィクトリアン建築など、他にも時代毎、地域毎の建築様式があり、それぞれの家屋が今も現役で使われている。 そして、国民性として物を捨てずに大切に使う。一つの物を使わなくなっても売るという選択肢! 必要なものも中古で買って済ます。 というより、使い古された物に価値を見出しているのか… これは知人の英国アンティークバイヤーから聞いた話ではありますが、アンティーク品の買い付けでは特別な場所に行くのではなく、そこらへんで開催しているフリーマーケット等に行けば、素敵なアンティークが無造作に出回っているとの事だ。 イギリスの様々な様式の住宅と年季の入った調度品に違和感なく溶け込める事が、英国薪ストーブのビジュアルに求められる要件だとおもう。 武骨ではあるが、素朴でシンプル・・・ 渡英経験の豊富な方になると、 Hunterstoves をご覧いただくと、一目で『イギリス製の薪ストーブですね?』と断定される程!!いかにもイギリス的なトラディショナルデザインの薪ストーブなんです。 英国現地のパブ 雰囲気ムンムン 大昔は薪ストーブは無く、暖炉が主流でした。 英国の歴史ある住宅では、暖炉の跡に薪ストーブを設置するケースが一般的です。 これは他の地域では、あまり多くは見られないことです。 マントルピース の中に納まるハンターストーブが可愛いいんですが、日本でも一般的ではないですね。(*^^*) イギリスならではの薪ストーブ、そのビジュアル以外にも全てに理由があるんです。 つづく… 次回は ~英国だからこその素材~
日々の活動を通じて感じる全ての事を徒然なるままに…